夜尿症
乳幼児期（生後1年～6歳くらい）の夜尿を「おねしょ」といいますが、5歳以降で月1回以上のおねしょが3ヵ月以上続くものは「夜尿症」と呼びます。
どれくらいの頻度が夜尿症？
5歳で15%、6歳で13%、7歳で10%、8歳で7%、10歳で5%、12～14歳で2～3%、15歳以上で1～2%といわれています。
なぜ夜尿症になるの？
- 尿をためる膀胱からあふれてしまうと、お漏らしをしてしまいます。膀胱をコップに例えてください。コップからあふれたものがおもらしです。
膀胱から何故尿があふれてしまうか？
主なパターンは、
１．目が覚めない
２．膀胱の容量が少さい
３．膀胱が勝手に収縮してしまう
４．夜間に作られる尿量が多い
です。
どんな治療をするの？
尿回数や尿の検査などをおこない、夜尿がどのパターンになるかを調べます。
また、生活習慣で水分を夜に取りすぎていないか、便秘がないか等も調べていきます。
それに応じて尿量を減らす治療や膀胱の以上活動を抑える治療、そのコンビネーション治療などを行っていきます。
早く効果が表れるお子様もいらっしゃいますが、多くは根気強く治療を行っていく事が必要となります。